鼻炎、副鼻腔炎(ちくのう症)専門サイト

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アレルギー性鼻炎と副鼻腔炎の関係について

アレルギー性鼻炎の割合は近年増加の一途をたどっており、有病率が全人口の約30%(1998年)から40%(2008年)と10年で著しく増加してきています。 そして小児期に発病すると多くはそのまま成人になっても続いていきます。

アレルギー性鼻炎がベースにあると、鼻副鼻腔の粘膜の浮腫が起こります。この状態で風邪を引くと鼻水が副鼻腔に溜まる、 そして副鼻腔の換気が十分なされなくなり、副鼻腔炎を来たしやすくなると考えられています。
またアレルギー性鼻炎により鼻の粘膜の機能が低下し、細菌を含めた異物の排除が十分にできなくなる、とも言われています。

小児では特にハウスダスト、ダニなどの通年性のアレルギー性鼻炎があると、50%以上にレントゲン検査上で異常が見られ、 さらに鼻副鼻腔炎になっている小児には高率にアレルギー性鼻炎が背景に存在します。(報告では副鼻腔炎の25~75%にアレルギー性鼻炎を有すると言われており、 アレルギーが副鼻腔炎と関連することが強く示唆されています。しかし逆に言うと副鼻腔レントゲンを検査で異常があってもアレルギーのみの変化だけで、 必ずしも副鼻腔炎ではない場合もあるとも言えます。)
原因)
アレルギーによる炎症のため、鼻粘膜の腫脹や鼻水が増加し、副鼻腔と鼻をつなぐ管の通りも悪くなるため、換気がわるくなり、鼻水が貯留しやすくなります。 そこに細菌感染が加わり、副鼻腔炎を来たしやすくなります。