鼻炎、副鼻腔炎(ちくのう症)専門サイト

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副鼻腔とは?

 

そもそも副鼻腔とは?というところからお話を始めたいと思います。
鼻の穴と奥の空間(鼻腔)以外にも顔には空間があります。その名の通り、鼻の周囲にあり交通のある空洞のこと副鼻腔と呼びます。 副鼻腔は上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形骨洞と4つがあり、それぞれが鼻の空間と細い管でつながっています。

上顎洞

頬っぺたの奥にある上顎洞と呼ばれる空間です。新生児の頃は、豆粒程度の大きさしかありませんが、2歳から8歳ぐらいに急速に発達していきます。 思春期頃にほぼ完成するといわれています。

篩骨洞

両眼の内側にあるのが篩骨洞です。生後1年でかなり発達しており、6歳ぐらいまでにおおよその形態が出来上がってきます。

前頭洞

おでこにあるのが前頭洞です。前頭洞は乳幼児期にはほとんど目立ちません。7歳以降に急速に発達していき、青年期に完成しますが、形や大きさに個人差が強くみられます。

蝶形骨洞

鼻のさらに奥にあるのが蝶形骨洞です。7歳ぐらいまでは小さな円形の空間として認識されますが、7歳以降急速に発達し、こちらも前頭洞と同じく形や大きさも個人差がみられます。
さてそもそも、なぜ副鼻腔という空間が存在するのでしょうか?
頭蓋骨には脳を守る役割、口腔や目、鼻などを形作る役割があります。
それらの役割を行うとともに、
空洞により頭蓋骨の重量を減らすため、あるいは
頭部に衝撃が加わったときに空洞を置くことによって脳へのダメージを軽減する
などの理由が言われています
その他には進化の過程で嗅覚機能の役割が重要ではなくなり退化して空間となった、などの説もあります。