副鼻腔炎により膿性の鼻水が喉に流れ込んで(後鼻漏)、喉や気管支を刺激、あるいは感染し咳や喘鳴がおこります。
また鼻つまりのために口呼吸となり、口呼吸になると鼻の異物除去のフィルター機能が減弱してしまい、口や気管にフィルターを通さずに
ダイレクトに刺激するため気管に感染がおこりやすくなります。
以上のような要因で副鼻腔炎と気管支炎は連動した状態になりやすいのです。
急性気管支炎は細菌やウイルスによる気管支炎ですが、乳幼児は元々気管支が細い
一才以下の乳児ではさらに気管が狭いので、ウイルス感染で気管がさらに狭くなり呼吸困難、喘鳴を引き起こし入院が必要となることもあります。(急性細気管支炎)
例えば0歳児のRSウイルスの感染で要注意なのは、このように喘鳴、陥没呼吸などの呼吸困難が認められるケースです。
気管を広げる薬を使用します。抗ロイコトリエン剤やβ2刺激剤という薬の内服や貼り薬を使用します。(オノン、メプチン、ブリカニール、ホクナリン等) 副作用として、動悸(どきどきする)や手足の震えがあります。また痰の切れをよくする薬や咳止め、抗生物質も使用することがあります。